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典子のときどきDiary1
<母は、95歳!>

投稿日 2015.9.21

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1大正9年(1920年)9月13日生まれの母が、めでたく95回目のバースデーを迎えた。
 95歳というと、ずっと以前は想像もつかなかったのに、自分の母親が健康で、この年齢に達したとは、何と喜ばしいことか。
 母にとって、健康の秘訣は、食欲旺盛、リハビリ、ケ・セラ・セラの生き方、これにつきるだろう。

1.食欲旺盛―歯が丈夫なのが強み

 “80歳で20本の歯を残そう”と、新聞の健康欄でよく見かける。自慢じゃないが、母は95歳にして全部、自分の歯。よく噛めるし、好き嫌いもない。入院しても、病院食をモリモリ食べるから、回復が早い。ドクター、ナースがびっくりするくらい。

 母は、1ヶ月に2回の外食が、何よりの楽しみ。兄と弟が月に1回ずつアッシー君(車の運転手)を担当して、バリアフリーの店(母は車椅子)で昼食を共にする。

 ある日は、弟と3人でイタリアンのランチ。数品をシェアし、私と弟は満腹。お皿を片付けだしたら、それを見た母が、いきなり言った。

 「今日はこれだけ?デザートはないの?」

 アワテテ母のためにデザートを追加オーダー。但し、カロリーオーバーにならないよう、小さ目のものをね。

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2.リハビリ ― 継続は力なり

 ♪「イキイキ音楽体操」:体中の血液の循環を良くする

 昨年、CD「大村典子のイキイキ音楽体操〜懐かしい日本のメロディーにノって体を動かし元気になろう!」をリリースした。母のリハビリをもっと楽しく効果的にと考えたのが、作成のきっかけ。斬新なアレンジによる音楽と一緒にリハビリをすれば、さらにヤル気が出るのではないかと思い…。

 幸い、老人ホーム、デイサービスでのレクリエーション、リハビリや、介護予防、認知症予防、音楽療法にも活用されて好評で、作った甲斐があった。



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前半は大村典子のトークによるガイドあり。
後半はトークなし。共に18曲ずつ。各25分。


CDのチラシから 
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「大村典子のイキイキ音楽体操〜懐かしい日本のメロディーにノって体を動かし元気になろう!」
(アレグロ&サンプリンティング)Tel.03-5389-8826
詳しくはこちらをクリック↑



 この「イキイキ音楽体操」は、全身の血のめぐりを良くするのに、とても役立つ。
私は母と向かい合って座り、インストラクター役。CDの“トークありバージョン”をかけつつ全部行ったり(25分)、いくつかセレクトしたりと、TPOに合わせて臨機応変にする。
 “トークなしバージョン”では、母が大きな声で歌いながら体操するので(同時に2つのことをするとレベル・アップ)、口腔ケアも兼ねられて一石二鳥。

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「ボサノバかたつむり」―手首の運動
胸のところで、グーをした後、「パー」をしているところ。
歌いながら。


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同じ曲の手を上げて「パッ」。



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CDのブックレットには、イラストで体操の説明がされている。



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「紅葉ブルース」―膝伸ばし運動
 母は変形性膝関節症で、膝が痛いとよく言っていたが、
この体操を始めてしばらくしたら、痛みを訴えなくなった。


★ボールの受け取り:反射神経を鍛える
          体幹の腹筋
          背中の筋肉を強化する


P9060672.JPG まず私がボールを投げて、



母がキャッチ。
上手で、いつもパーフェクト。P9060676.JPG



今度は、母が投げて私がキャッチ。
ボールを受け取る、 P9060675.JPG
投げるを10回繰り返す。





ボール・キック:筋力訓練
11111111111111蹴る力を鍛える
11111111111111歩行時に、足の振り出しがよくなる(転倒防止)


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母の右足、左足の先に
私がボールを転がし、
母がキック(左右交互に各10回)。
サッカー選手顔負けの(?)キック力!



♪「替え歌かるた」:口腔ケア
最近とみに、口腔ケアの大切さが注目されている。高齢者が亡くなる一番の原因は誤嚥性肺炎なのだという。口腔機能のアップは、健康維持の重大なポイント。

 それを実現させてくれるのが、「替え歌かるた」。愛用歴は、もう3年半になる。

「かるた」なので、色々な使い方があるけれど、母の場合は、音読と、替え歌で歌うことに集中。




かるた「ぽ」.JPGかるた「ぽ」.JPG



私が絵のついた「かるた」を「ぽ」と言いながら母に渡すと、お菓子のイラストを見て、「ワー、美味しそう」。裏返しにして、母に「読んでみて」。すると、”ポルトガル”に反応して、昔話に花が咲く。

 「香港の家の隣がポルトガル人だったのよ(そんなこと、全然知らなかった!)。お菓子のやりとりを、よく庭からしたの。玄関にいくのが面倒だから」

 フリー・トークが済むと「かるた」を読み、「ごんべさんの赤ちゃん〜」のメロディーで、私と一緒に歌う。毎回、10枚ずつくらい歌っているが、全く飽きない。母が大好きなので、リハビリのシメは、いつも「替え歌かるた」。

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「赤いからだが強そうだ〜」を「ごんべさんの赤ちゃん」のメロディーで熱唱!! 

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「ペンギン並んでお散歩だ〜」を「どんぐりコロコロ〜」のメロディーで。



替え歌カルタ
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「替え歌かるた・お国自慢70」(著・考案11甲谷 至111かるた絵11飛島幸子)
(あおぞら音楽社、Tel 03-5606-0185)


今年3月、母が介護の認定審査で、要介護2から1に軽くなったのは、きっとリハビリの継続が功を奏したのだと思う。



3.ケ・セラ・セラの生き方—不平、不満は一切言わず、前向き

 母が、いま入居中の介護付き有料老人ホームと出会って、既に10年。初めは、ショートステイの利用だった。私が宮崎県立看護大学に隔週で通って授業を行っていたため、その折に母は2泊3日でショートステイに。
 2年後、母は体調を崩して寝たきりになり、私が1週間の全介護。そして1ヶ月以上の入院後、退院した日にこのホームに入居となった(2007年10月)。
 入居の決め手は、母が発したセリフ。

「スタッフが、皆んな優しくて、とても親切よ」


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母が入居して1年頃、入社間もない若い介護スタッフとのツーショット。
明るくさわやかな彼は、今も大活躍で頼もしい。



 母からホームやスタッフに関する不平・不満を一度も聞いたことがない。いつもスタッフに感謝の念を持っていて、ニコッとしながら「ありがとう」。
 大らかでユーモアのある母は、スタッフにも気に入られているようだ。

 「大村さんと接していると、心が和みますよ」
 「癒し系、マスコット・キャラですね」

マスコット・キャラ!? こんなことを言って貰えて、母は幸せ者。


では、母の95歳を祝し、秘蔵のスナップを。




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・貿易商の娘である母は香港生まれ。
・チャイナ・ドレス姿のこの写真は母が20歳になる3ヶ月前(1940.6.15 香港にて)。
・小学6年生から東京の「自由学園」に学び、休みの度に帰省。
11その船の中で麻雀を覚えたという。 
母の大らかな「何とかなるわ(ケ・セラ・セラ)」
11の生き方は、大陸育ちが影響しているかもしれない。



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1111111111父(61歳で病没)は、慶応大学のLight Music Societyに所属し、
1111111111トランペットを吹いていた。結婚後は、フルートを独学。機会あるごとに母の
1111111111ピアノ伴奏で、フルートの腕前を披露。これはクリスマス会でのひとこま。
1111111111私は真剣な表情で譜めくり役。(1957.12.22滋賀県長浜市にて)



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ホームでの「敬老会」は、Dogセラピー。
セラピー犬がとてもよく訓練されていて、
母も頭を撫でて可愛がっていた。
(2009.9.20)

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                   こちらは、「納涼祭」。縁日もあり、楽しい。11111111
母は“ヨーヨーつり”の名人で、3コもゲット!11111111
                    (2010.8.20)11111111



 良いスタッフに恵まれて、母はこれからも、ホームでの日々を楽しんでいくことだろう。