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典子のときどきDiary ⑤ 
<尚美学園大学まで、往復5時間!>

投稿日 2015.11.27

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 尚美学園大学芸術情報学部・音楽表現学科で教えだして、いつの間にか9年。
よくぞ、ここまで続けられたものだと思う。
 学生たちが、私の授業を喜んでくれるのは嬉しいけれど、何しろ遠いのよね。神奈川県の我家から、埼玉県川越市の大学までが。

 片道2時間半で、往復5時間!毎回、名古屋に日帰りしている感じかしら。

 客員教授は1科目か2科目を持つのが普通なのに、私はなぜか4科目(「ピアノ指導法」Ⅰ~Ⅳ)を担当。こんなに遠方に、しょっちゅう通える訳はないから、1科目につき4回の集中講義で行う。つまり、年間、16回ということ。

 母の介護をしながら、体力的にハードなこの仕事ができたのは、ひとえに、学生たちのお蔭。パワー溢れる若者と接していると、エネルギーが注入されるのがわかる。

 体格の小さな私が、ラッシュの電車に乗るのは、とても無理。従って、朝は4時起きで、しっかり朝食をとり、5時50分にタクシーを呼んで最寄りの駅へ。そこから電車を乗り継ぎ、ひたすら川越へと向う。

 駅に着いたら、疲れがドッと出て、お洒落なカフェで一休み。


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STARBUCKS ルミネ川越
天井が高く、開放感あり。床から天井までガラス張りで見晴らしもいい。


 いつも、ショート カフェ アメリカーノを飲みながら、窓の外をぼんやりと眺めるのが好き。
足早に行き交う人たちに、それぞれの人生があるのだな~などと思いながら。

 ローソンで昼食用の“手巻きおにぎり 紅さけ”(これがお気に入り)を入手し、スクールバスで大学へ。

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          集中講義を行うのは、この建物の中。
          授業は9時開始。我家を出て、既に3時間!
          私の装いは、ハロウィンが近いため、オレンジのパンタロンスーツと、
          やはりオレンジのトートバッグ。


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この日(2015.10.24)は、たまたま“尚美祭”。昼休みに、学生たちと模擬店にくり出す。


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模擬店で、“石巻焼きそば”の店を見つけ即、購入。
学生たちと味わいながら、私の大切な街、石巻に思いを馳せる。



★「ピアノ指導法」の授業は、衝撃的!?

 「何よりもまず、その楽しさと勢いに驚き、圧倒されました」
 「毎時間の講義が、どれも衝撃的で、為になるものであった」

  学生が、こうレポートに書いているように、彼らにとって、私の授業は、かなり意表
をつくものらしい。

 “ピアノとの出会いから今まで”、“自らが受けたピアノ教育”など、振り返りをさせた
り、“人を知る”ために、兄弟構成によるグループ・ディスカッションを試み、度々、
人前でプレゼンテーション(就活にも役立つ)を行わせたりと・・・。

 初めは戸惑いつつも、どの学生も次第に喜々としながら私が出す課題に取り組んでいく。
 ここでは、スペースの関係で、授業のほんの一部を。



♪レッスン・アイディア.〜カード、カルタでレッスンをスリル、スピード感があるものに。

・数人ずつのグループ毎に、音符カードや各種の記号カルタを作り、活用法を考える。

           作成:金子麻衣、芹澤 俊、尹恩榮(ピアノコース4年)     

音符カード・ト音記号1443842870087.jpg

音符カード・ヘ音記号securedownload.jpg


・ト音記号とヘ音記号から、ドの音を全部拾う。拾ったカードを、下の音から順に並べる。
. ...その通りに鍵盤で弾く。勿論、他の音でも。
・ピアノで弾かれた音を拾う(聴音)。
 そのカードをピアノのところに持って行き、鍵盤を弾く(位置確認)。



強弱記号カルタ1443842875122.jpg

 ・記号、読み方、意味のカルタ3枚をセットで拾う。
 ・記号を、一番弱いものから、一番強いものへと、順に並べる。


反復記号カルタ1443842878337.jpg

 ・記号、読み方、意味のカルタ3枚をセットで拾う。
 ・記号で、コンビのものを拾う。D.CとFine、D.Sとというように。

速度記号カルタ

成:福島早織・管弦打楽器コース・Sax専攻4年)   

FullSizeRender.jpg速度.jpg亀.jpg

 ・記号、読み方、意味のカルタ3枚をセットで拾う。
 ・記号で、一番ゆっくりした速度から、速いものへと順に並べる。
 *意味のカルタに動物のイラストを描いたのがユニーク。
 ・カメはゆっくりで、ウサギは速いので、絵から速度がよく分かる。
 ・彼女は、教育実習で音楽の授業にカードを大いに活用して、中学生たちから大好評
  だったという。

ここまでの写真撮影:芹澤俊(ピアノコース4年)、梅谷尚輝(同3年)


♪ファミリー連弾~指1本でも仲間入り!

 各地のセミナーで、私は“ファミリー連弾”のセッションを行っている。
 会場から、ピアノ未経験者に参加して貰い、その場で一緒に曲を弾くというもの。
会場が、大いに沸く。

 尚美学園大学でも、それが実現した!(2013.1.24)

 教務(当時)の奥谷直樹氏の協力があってこそ。感謝。学生たちは、ピアノを弾いたことがない奥谷氏が、指1本などの簡単パートを次から次へと4曲も演奏できたことに驚嘆。  
ファミリー連弾の楽しさ、凄さを実感したようだ。

 奥谷氏(現在は、入試広報課)の了解を得て、感想と当日のプログラムをご披露しよう。

大村先生資料㈰.JPG
プログラム作成:佐藤エリカ・ピアノコース3年(当時)


大村典子資料㈪.JPG


♪イベントの企画・開催~構成、選曲、演出、MC、プロデュース、プログラム作成を行う。

 授業で学んだことを踏まえ、学生たちは自らの手でイベントを行う。
 互いにディスカッションを重ねながら、一つのものをまとめていく過程を、私は興味深く
見守る。演奏に関してのアドバイスをするが、他はあまり口をはさまない。

 そして、イベント当日。聴きごたえ、見ごたえのあるステージが繰り広げられる様は、私への何よりのごほうび。授業の評価は、彼らの成長ぶりによって証明されるのだから。

 では、昨年5月と、最近あったイベント3種のプログラムを紹介したい。


2014年5月24日のイベント

作成:阿部仁美・ピアノコース4年(当時)  

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プログラムは2つ折りで、こちらは裏。    表紙には出演者たちのイメージ・キャラクターが。
コンサートの第3部と第4部。


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プログラムは全て手書き。イラストの巧みさに脱帽!




2015年10月26日のイベント

作成:芹澤 俊・ピアノコース4年
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裏表紙                     表紙


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シックでメルヘンティックなデザイン。 コンサートのMCは芹澤 俊。



2015年11月28日のイベント

作成:町田成美・ピアノコース3年
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曲名にちなんだイラストが楽しい雰囲気。






 撮影:今村秀雄(photographer)、2014.5.24、尚美学園大学、C520教室


 昨年5月、ヤマハの「ピアノの本」から取材を受け、私の近況が7月号に載った。
編集部から授業風景の写真が欲しいと言われ、いつも私のセミナーやコンサート用チラシの
ポートレートを撮ってくれている今村秀雄氏に依頼。わざわざ川越キャンパスまで出向いて貰った。


 さすがプロ!良い写真が一杯で、選ぶのに迷うが、いくつかのショットを。



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5人で“ファミリー連弾”。アンサンブル力を高められる。





 “ハッピーコーラス”で伴奏力を身につける。コーラスは、手話つきで「星に願いを」。
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 「イキイキ音楽体操」は、学生の一人がインストラクター役を。
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  学生が描いた典子のイメージキャラクター。IMA_0165.JPG







 それぞれが、自分のイメージ・キャラクターを黒板に。

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 「プロのカメラマンに撮って貰うから」と連絡したせいか…

みんなエレガントな変身ぶり!

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「ピアノ指導法」の授業で音楽の楽しさを体感した学生たちは、将来、どのような道に進もうとも、ことあるごとに、音楽で勇気づけられ、励まされるだろう。


 私は、そう切に祈っている。